○○県の有名なもの 東京編

 

わぉ、東京都かぁ。全部が有名だから、何って書くのは大変だ!

 私が学生の頃住んでいたのは、高田馬場。そして、山手線で渋谷まで通っていました。一番混む区間です。だから、大学2年以降は、朝早い授業は採らないようにしていました。あの頃、地下鉄路線図は頭の中にバッチリはいっていたのに、今、東京へ行こうと思うと、何線に乗るのが一番早くて便利かなんて、調べないとわかりません。地下鉄もふえましたよね。私鉄の乗り入れも多くなったし。駅自体もすっかり変わってしまいました。全国からの物産を売ったりしていますので、駅自体が一日遊べる場所になっているところもありますね。

 

 というように、東京には、他の都市と違って、たくさんの物と人が集まっています。日本の中心なのですから、あたりまえかな。でも、江戸っ子って少ないんですよ。地方出身者が多いのです。(だから地方から出ていっても、怖がることはないのだ・・・といいつつ、やっぱり田舎者)

 

 政治の中心ですから、いろいろな役所や企業の本社が、たくさんあります。そこで、東京の工業の特徴として、「出版・印刷業」があげられるのです。だって、たくさんの印刷物とか本とかを作る必要があるでしょ、だからですよ。もちろん京浜工業地帯の一部ですから、機械工業が発達していますけれどね。(総生産額では、中京工業地帯に負けているみたいですね。)

 

 江戸が政治の中心になった始まりって知っていますよね。「徳川家康」が、「関が原の戦い」に勝って、「征夷大将軍」の称号をもらって、江戸幕府を開いた。家康の住まいが江戸城、今の天皇のお住まいです。なぜ東京だったかというと、「豊臣秀吉」が「徳川家康」に与えた地が、東京だったからです。その頃の東京は、京都から遠く離れた辺境の地だったそうです。きっと、秀吉は、家康の力をおそれて、はるかかなたに追いやったのでしょうね。しかし未開の地に近かったため、かえって家康は下水道の設備など江戸の町をしっかり整備できたとも言えるでしょう。家康が江戸城に入らなかったら、東京は日本の中心にならなかったかもしれません。

 

 都会といっても、東京だって広いですから、いろいろな面があります。都会と言えるのは、東京湾に面している部分、皇居の周辺だけといっていいですかね。千葉県寄りは、昔から下町といわれ、江戸情緒が残る町並みです。0m地帯(海面より土地のほうが低い)のところが多く、隅田川や荒川などが太平洋に注いでいます。西部の方には関東山地が連なり、奥多摩方面では、登山や温泉などで自然を満喫することができます。

 

 残念ながら都心の水道水は、川からとっているため、かなり消毒をされています。私は、東京に出て行く前は、利根川の伏流水を井戸からとっている水道水を飲んでいたので、東京では飲み水に困りました。都会に住むと便利だし、常に新しいものに接することができるけれど、不便なところもあるんですね。

 

 私が調べたところ、東京都で全国一位の農産物はありませんでした。しかし、江戸小紋や江戸切子などの伝統工芸や、三社祭など江戸時代の雰囲気を残すものはたくさんあります。江戸と現代がミックスされた雰囲気がおもしろい都です。

 

 そういえば、八丈島や沖ノ鳥島などの本州からかなり離れた島も、東京都ですよ。