高校入試のアドバイス


高校入試について

長年入試に携わってきたベテラン講師だけができるアドバイスをどうぞ!


公立高校の後期入試まであとわずか

数学の難しい問題を解くのは2月いっぱいにしましょう。

3月に入ったら、暗記です。理科・社会はもちろん、漢字や単語など暗記するものはたくさんあります。

1つでも多くの〇を望むなら、最後は暗記です。


高校入試の年間での動き(概要)

※ 黄色い部分は、自分で勉強するときの目安(理想)です。 

※ 実力テストは内申には入りません。

 3者面談が数回あり、11月の最後の面談を前に、受験する私立高校と公立高校を決めるよう先生から指示があると思います。しかし、ここで決めたところを必ず受けなくてはならない訳ではありません。基本的には高校の出願期間に間に合えば直前で変更することも可能です。また公立高校後期試験の場合は、受付終了後に「志願先変更」を受け付ける日があります。例えば令和4年は、後期試験の受付が2月24日(木)、2月25日(金)。志願先変更の受付が3月2日(水)。後期試験は3月8日(火)、3月9日(水)です。志願校の倍率を見てから変更することができます。

 高校入試は中学校を通して書類を提出するので、最後まで担任の先生と良く話し合ってください。

 

 学校見学が都合でできなかった場合や高校の詳細を知りたい場合等には、保護者が直接高校に電話して理由を話し、見学させてほしいとか話が聞きたいとか頼んでみると良い返事がもらえると思います。特に私立高校は丁寧に対応してくれます。少しでも疑問な点があったら遠慮せずに電話してください。

 

 

 高校入試は子供の将来に大きく関わる出来事です。将来の道がほぼ決まってしまうかもしれません。志願高校を決めることは、それほど大切なことなのです。悔いを残さないよう、子供と保護者で十分調べ、話し合い、納得のいく学校を選んでください。


高校は成績だけで選んではいけません

 

もちろん行きたい高校が選べるのがいいですね。しかし成績や通学の関係で選べないかもしれません。

また、行きたい高校がない人もいるでしょう。いずれにしても高校の特徴を知っていることが必要ですので、大雑把に特徴を説明します。

 

公立の普通高校

大学進学を考えている人

公立の専門高校(商業・工業・農業他)

大学進学には向いていない。簿記検定など資格をたくさん取る。

私立の大学付属ではない普通高校

 大学進学を考えている人

私立の大学付属の高校

 大学進学を考えている人

 付属の大学への進学を考えている人(大学を外部から受けるよりは進学しやすい)

群馬高専

 高校というより理工学系の大学に近い5年制の学校。自分ひとりで勉強ができる人。

 大学への編入が可能。唯一留年がある学校。

 

選ぶうえでの注意点

・高校の雰囲気や学習内容が自分に合っていると判断した高校を選ぶこと。

 公立と併願で私立を受ける場合は、万が一行くことになったら行ってもいいと思える私立を選ぶこと。

・成績だけで高校を選ばないこと。特に学習内容を知らずに成績だけで専門高校を選ぶと、途中で辞める人が多い。

 

ここで厳しい一言を・・・

 

公立普通高校だと1年の夏~秋には、文系・理系のどちらを選ぶか決めさせられます。中学3年のうちから、将来どんな方向に進みたいのかを考えておく必要があります。また、受ける大学と学部によって受験に必要な科目が違いますので、できれば中学3年生で行きたい大学と学部を調べてから高校を決めたほうがいいですね。


2期末の期末テストも終わり、私立入試まであと1か月となりました。

今日は、これからの勉強の仕方についてお話します。

 

既に1・2年生の内容の復習が終わっている人は、受けようと考えている私立入試問題の過去問に取り組んでいきましょう。

まだ終わっていない人は、基礎復習をやりつつ、過去問を勉強していきます。

 

過去問の取り組み方ですが、まずは去年の問題を1度最初から最後までやってみます。

「ふ~ん、こんな問題なのか」と確認しつつ、自分ができない部分を見つけ出します。

 

基本問題ができている人(数学でいうと大問1がほぼ出来ている人)は、入試問題に慣れるよう学習を進めます。当然難しい問題も含まれます。解き方を習得してください。

全国の公立高校の過去問が載っているような問題集(例えば旺文社の「でる順」等)を解いて慣れるのもいいでしょう。また、私立の過去問を何度も解くのもいいですね。目標は、入試問題に慣れることと自分の弱点を見つけることです。弱点部分は基礎から勉強し直して克服するといいですね。

 

ただし、まだ学校で習っていない部分も出題されていますので(学校は私立高校の入試範囲を終わらせようと、すごいスピードで進めています)、そこは解かなくていいです。主に1・2年生の範囲+3年生の今まで習ったところを解きましょう。理科や社会は習った範囲の問題だとわかりやすいので、ピックアップしやすいですね。数学は1問の中でも習っていない部分と習った部分が出てきます。英語は一部分の文法が習っていないと感じるでしょう。国語は頑張って全部解きましょう。

 

基本問題ができていない人は、過去問では自分が正解しそうな部分の練習とひたすら基礎の練習です。難しい問題に挑戦する必要はありません。過去問の中で自分が解けそうな部分を見つけ、その部分の入試問題を確実に解けるよう練習しましょう。

今更全部解こうとしても無理です。それよりも、解けそうもない問題を見極め、解けそうな問題を確実に解けるよう練習していくことが大切です。

 

高校入試は中学と違い、成績の似通った人が集まってきます。その中で合格を勝ち取るには、1つでも多く正解を導き出すことです。ですからはっきり言って、受ける高校のランクによって学習の仕方は違ってきます。また、受ける私立高校によって問題の出し方が違います。そこを認識して学習を進めることが、これからの勉強法です。

 

これからが実力がつく時期です。まだまだ挽回できますよ!!


高校入試についてご不明な点がございましたら、ルーモ学習塾までご連絡ください。