〇〇県の有名なもの 富山編

  

新潟からどちらに行こうかと考えたのですが、金沢方面にしました。まずは、富山県です。

 

群馬県からだと、新潟から北陸自動車道を通って富山に入ります。ふる~い人は、富山は「薬売り」だろ?と言いますよ。ちょっと通な人なら「蜃気楼(しんきろう)」かな?

 

 まずは、「薬売り」から。「越中富山の薬売り」として有名ですが、富山の薬屋さんは、全国を行商してまわります。そして、1年に1度お客さんを尋ねて、常備薬を新しいものに変え、去年1年間で使った薬の代金を受け取っていくのです。今では、配置用医薬品といいますね。おじいちゃんたちと住んでいる方は、家の片隅に、木の薬箱を見たことがありませんか。引き出し式のもの、あれがそうです。私は1年に1回来る富山の薬屋さんがくれる紙風船が楽しみでした。今では、ゴム風船かな。江戸時代は、浮世絵をプレゼントしていたそうです。そう、今でも、行商している人がいるのですよ。私の家には今年も来ました。

 

 富山と長野の境には、3000m級の立山連峰が連なります。そこにあるのが、黒部ダム。高さ186mの日本一のダムです。数年前に見に行きましたが、太陽の光を受けてキラキラと輝く放水はみごとでした。虹がかかっていましたね。行ってみるとわかりますが、たいそう山奥に作られています。今のような機械もままならない時代によくこんなところにこんなに大きなものを作ったなと誰もが思うでしょう。

 

 また、富山湾には、珍しい現象がたくさんあります。蜃気楼(しんきろう)や、約1万年前の森林跡である海底林、そして、約2000年前の魚津の埋没林。食べても美味しい夜の海面で光るホタルイカ。(私が突然富山に行ったときに食べたのは、ボタン海老でしたが・・・美味しかったなぁ) とても自然に恵まれた県だと思います。

 

 そうそう、「蜃気楼」について少し説明しますね。富山湾では、条件があえば、向こうにある街並みが縦に伸びたり、上下逆になったりして、見えることがあります。

光の屈折によってできるのですが、詳細を知りたい方は、専門のHPで調べてください。

 

 富山の日本一は、アルミサッシの生産量です。富山には、豊富な水による、工業用水と電力の供給が安定しているという利点があります。それで大きな工場が進出しているのですね。