〇〇県の有名なもの 福島編

 

さて、前回で、関東地方と中部地方の県の紹介が終わりました。今回は、北へのぼってみたいと思います。群馬県ともわずかに接している福島県から。ちなみに、群馬県と福島県との県境には、有名な尾瀬があります。「夏がく~れば思い出す はるかな尾瀬」の「尾瀬」です。

 

 福島県は、東北地方の一番南の県です。関東地方からの入り口に位置します。有名な川は、阿武隈川(あぶくまがわ)。その川が作った福島盆地では、果樹の栽培が盛んです。もも、なし、さくらんぼ、りんごなどです。

 大きな都市としては、「郡山市」とか、「会津若松市」があります。会津若松で思い出すのは「白虎隊(びゃっこたい)」です。江戸時代末期、世の中は、幕府派と討幕派に分かれました。会津藩は、幕府派でした。戊辰戦争では、討幕派と激しく戦います。その際、若者たちで組まれた軍隊が「白虎隊」でした。若者といっても、昔のことですから、まだ10代の幼い子供たちです。飯盛山から、会津の城が燃えているのを見て(実際には手前の町が燃えていただけでした)、負けたと思い、そろって自害したのです。なんとも、かわいそうな話が残っています。

 

 会津若松の近くには、「猪苗代湖」があります。その地で生まれたのが野口英世です。明治~大正時代の世界的に有名な学者です。アフリカに行って、黄熱病の研究をしました。まだハイハイしている頃、囲炉裏に落ち、やけどで、片手が開かないようになってしまいます。苦学をして、学者になり、アメリカなどで活躍した人ですね。

 

 それと、「会津磐梯山(ばんだいさん)」も民謡で有名です。「会津磐梯山は 宝の山よ~」ってね。美味しいところでは、「喜多方ラーメン」なんて有名ですね。今、会津若松や喜多方の町は、レトロな感じを楽しめる街並みになっていて、多くの観光客を呼んでいます。(一度行ってみたいと思いながら、娘のディズニーシーに押されて、なかなか行けないでいます)

 

 変わったところでは、カーステレオの生産が日本一なんですって。最近では、東北自動車道のおかげで、IC工場なども、どんどん東北地方に進出しています。

 

 

 東北大震災では、津波の被害にプラスして、原子力発電所の爆発により立ち入り禁止になってしまった地域がありました。いまだに長い時間はいられないところがあるようです。

しかし福島の皆さんは負けていません。農産物を出荷するまでになりました。その力には頭が下がります。私たちも協力して、東北を完全復興させましょう!!